このセミナーでは、アニマル・トレーニングの「核になるもの」でありながら、学べる機会の少ない【現代的な倫理】について、 様々な角度から掘り下げ、考えていきます。
海外の団体やトレーナーの倫理と倫理基準、海外の動物園・水族館が実際にしている選択、野生動物の保護と安全のためにトレーニング戦略の応用事例、人に恐怖反応を示している動物に対するアプローチの事例など、日本ではなかなか触れることのできない「世界の今の情報」をご紹介し、受講されるみなさま、おひとりおひとりが、ご自身の倫理と倫理基準について改めて考え、アップデートできる機会になります。
セミナーの主な内容
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教え手の役割
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科学と倫理
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アニマル・トレーニングの目的
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オペラント条件づけの4つの箱で、いいか悪いかを考えるべきではない理由
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手段が目的になってはいけない
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行動変化戦略選択のための基準
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動物といい関係を築くことの重要性
こんな方におすすめ
動物のトレーニングについて学びはじめたばかりの方から、動物のトレーニングのプロとして長い経験をお持ちの方まで、関わる動物種、職種やキャリアを問わず、動物とのよりよい関係づくりと、動物により安全でより親切なトレーニングに興味をお持ちのすべての方におすすめします。
講師
MIKI SAITO
KPA CTP, CPDT-KA, Fear Free Certified (R) Professional, Animal Behavior and Training Consultant, Specialist in training blind dogs (visually-impaired dogs)
齋藤美紀, KPT CTP, CPDT-KA
動物の生活向上と、人と動物のよりよい関係づくりを目指す、動物の行動とトレーニングのコンサルタント。目の見えない犬(ブラインドドッグ)のトレーニングのスペシャリスト。2019年まで、日本各地で、年間40以上の講義やセミナーを提供。動物の生活向上と建設的な行動支援のために不可欠な、行動変化の科学、倫理、先行事象のアレンジと正の強化を利用した実践的なケアとトレーニングのスキル等教えている。 国内外の犬関連雑誌への寄稿や、プライベート・コンサルテーションや、オンライン・コーチング、海外の動物に関わるプロフェッショナルの招致イベントの企画・主催・運営等も行う。 生徒、クライアントは、ドッグトレーナー、獣医師、動物看護師、ペットシッター、トリマー、動物園・水族館スタッフ、犬の飼い主など、幅広い。
認定資格、メンバーシップ、継続教育についての詳細は、https://bawedu.com/more を、倫理基準については、https://bawedu.com/code-of-ethics をご覧ください。