【徹底理解】リソース・ガーディング 〜資源を守ろうとする犬の行動の科学と建設的な対処〜
犬の資源を守ろうとする行動を正しく理解し、科学的で建設的な解決策を学ぶ。よくある7つのケース別行動改善プラン付き。学習時間のめやす:5〜6時間。受講可能期間:お申込みから90日。CCPDT CEUs獲得対象イベント:6 CEUs(CPDT-KA)
行動の科学的理解と建設的戦略
犬のリソース・ガーディングの定義から、よくある解釈と対処方法の問題点、行動の機能分析、分析結果に基づく行動改善プランの立て方、そして、よくある7つのケースの行動改善プランまでを網羅しています。
コース受講によって、リソース・ガーディングに対して、科学的で、安全で、動物の福祉も向上させる、行動改善方法を選択できるようになります。また、根拠を示して、その選択の理由や重要性を説明できるようになります。
リソース・ガーディングでよくある7つのケースに対する行動改善プランは、基本行動(ターゲティングやステーショニング)を利用し、達成可能なクライテリアで、安全、かつ、エラーレスで進められるように設計されています。ご自身の犬、および、クライアントとクライアントの犬の個別指導で、お使いいただけます。
人がいるべき位置やトリーツの提供場所、道具の配置など、環境設定は、イラスト入りで、解説しています。
なお、ケース別行動改善プランは、先行事象のアレンジと正の強化に基づくマーカー・トレーニング、犬のストレス・シグナル観察の知識と実践的スキルを持つ方が、実施、または、指導されることを前提に、設計・記述しています。
また、コース内で使われる言葉が含まれる用語集をご用意していますが、行動変化のしくみなど、行動変化の科学の基礎知識についての詳しい解説は含まれていません。
前提知識に不安のある方は、先に「行動と行動変化の科学(1)」と「行動と行動変化の科学(2)」をご受講ください。
現代の動物のトレーニングの目的については、「動物の行動的健康と精神的健康」の中で解説していますので、こらちもご受講をお勧めします。
学習時間のめやす:5〜6時間。コース受講可能期間:90日
講師より
ハンドアウト
用語集
リソース・ガーディングの定義
確認クイズ【定義】
よくある解釈と問題点 1
変わったのは、性格ではなく、行動
よくある解釈と問題点 2
このチャプターで使用した資料
確認クイズ【よくある解釈とその問題点】
懲罰式対処の副作用
確認クイズ【懲罰式対処の副作用】
大切なものを守ろうとするのは、当たり前
このチャプターで使用した資料
確認クイズ【大切なものを守ろうとするのは当たり前】
攻撃的な行動、問題行動、行動改善、行動変化の科学と戦略、マネジメント、エラーレス、トレーニング、エンリッチメント、先行事象のアレンジ、正の強化、建設的アプローチ、QOL、動物の福祉
CPDT-KAの方は、コース修了とコース内での申請手続きにより、6 CEUs獲得できます。
齋藤美紀, KPA CTP, CPDT-KA
動物の生活向上と、人と動物のよりよい関係づくりを目指す、動物の行動とトレーニングのコンサルタント。目の見えない犬(ブラインドドッグ)のトレーニングのスペシャリスト。
2019年度まで、日本各地で、年間40以上の講義やセミナーを提供。動物の生活向上と建設的な行動支援のために不可欠な、行動変化の科学、倫理、先行事象のアレンジと正の強化を利用した実践的なケアとトレーニングのスキル等教えている。
国内外の犬関連雑誌への寄稿や、プライベート・コンサルテーションや、オンライン・コーチング、海外の動物に関わるプロフェッショナルの招致イベントの企画・主催・運営等も行う。
生徒、クライアントは、ドッグトレーナー、獣医師、動物看護師、ペットシッター、トリマー、動物園・水族館スタッフ、犬の飼い主など、幅広い。